福井梅の出荷開始 今年は不作 早生の剣先 品質は良し
剣先梅を県内 北陸方面へ出荷(31日若狭町成出)
若狭町で特産の福井梅の出荷が31日から始まり、今年は不作ながら品質は良いということで、北陸のほか京阪神や中京方面にも出荷されます。
若狭町成出の福井梅広域共同選果場では31日に出荷式があり、福井梅4トンが県内のほか北陸の市場に向け出荷されました。
県内の梅生産量の8割を占める若狭町では、およそ250軒の農家が剣先や紅映などの梅を栽培しています。
JA福井県によりますと、去年の夏の猛暑に加え、今年1月と2月の暖冬で開花がかなり早まり、さらに3月には寒波が到来するなど異常気象が重なった影響で実が少なく不作となりました。
このため梅全体では平年より3割少ない700トンの出荷を見込んでいます。
一方で、数が少ないながらも梅の成育は順調。大玉で品質は良いということで、県内市場を中心に北陸や京阪神、それに中京方面の市場や酒造メーカーにも出荷されます。