敦賀で海水浴客がイルカにかまれる被害相次ぐ 海保「近づかずすぐ海から上がって」
週末の3日から4日にかけて、敦賀市の海水浴場や海岸で泳いでいた海水浴客が、野生のイルカにかまれてケガをする被害が相次いでいて、敦賀海上保安部ではイルカが現れても決して近づかず、すぐに海から上がるよう呼びかけています。
敦賀海上保安部によりますと、4日午後1時すぎ、敦賀市の縄間海岸で家族やその友人と海水浴に来ていた愛知県の60歳の男性が、近づいてきた野生のイルカに触ろうとして手を噛まれ、左手の指を50針以上縫う大けがをしました。
また、3日午後5時すぎには、敦賀市の手の浦海水浴場で、家族やその友人と海水浴に訪れていた三重県の10歳の男子児童が、近づいてきた野生のイルカに手をかまれました。
砂浜から3メートルほどの地点で被害にあったもので、男子児童は右手の中指と薬指をあわせて20針以上縫うケガをしました。
今シーズン、県内での野生のイルカによる被害はわかっているだけでもあわせて5件に上っています。イルカに触ろうとしてケガをしたケースもあることから、敦賀海上保安部はイルカが現れても決して近づかず、海からすぐに上がるよう呼び掛けています。