裁判のやり直し「早く“無罪”判決を」 無実を主張してきた父親 再審確定から一夜明け 福井女子中学生殺人事件
再審・裁判のやり直しが確定した38年前の福井市の女子中学生殺人事件で、前川彰司さんの父親は「無罪判決が早く欲しい」と訴えました。
■親子のやりとり
前川彰司さん「無罪が確定したら俺とやりたいことある?」
父親の禮三さん「とにかく“無罪”という2文字を早く欲しい。それまで頑張らないと、結局二人が行き着くところは無罪という判決。それが早く欲しい」
2度目の再審請求を巡って、名古屋高検は28日、異議申し立てを断念。「再審確定」から一夜が明け、事件当時から息子の無実を主張し続けてきた前川彰司さんの父・禮三さんが取材に応じました。
■前川禮三さん
「何もかにも馬鹿にされたきた。おもちゃにされてきた」
「終わるまで頑張らないと。終わったと思っていない」
前川さんの父・禮三さんは現在91歳。体が衰えて、今は施設に入所しています。事件から38年が経過し、裁判のやり直しが決まった今、前川さん本人や待ち続ける家族のためにも、スピーディーな司法の判断が求められます。