大野の“雪景色”描く 田中進さん絵画展 18日まで開催 福井市・ギャラリー&ホール「一滴」
作品を前にする田中進さん=8日午前9時、福井市新保のギャラリー&ホール一滴
大野の冬景色を描いた絵画展が8日、福井市内のギャラリーで始まりました。しんしんと降り積もる雪や静寂に包まれた雪山の様子に、鑑賞した人は懐かしさとともに涼を感じていました。
大野市在住の田中進さんが描いた油絵20点が並んでいて、田畑に雪が降り積もり、固く凍ったその上を歩く人の姿からは、冬の朝の冷え込んだ空気感が感じられます。
田中さんは東京でグラフィックデザイナーとして働いた後、福井に戻り、10年ほど前から農業の傍ら、真名川やJR越美北線、越前大野城といったふるさと大野の冬景色を描き続けています。
■観賞した人
「雪とかって冷たい、寒い、寂しいというイメージが(ある)。雪が温かいものだと受け取られる」
■田中進さん
「自分の小さい頃からの思い出がすごく多いので、見てもらった人に、この景色どこかで見たなと思ってもらえたら」
福井市新保のギャラリー&ホール「一滴」で、7月18日(木)まで開かれています。