安全最優先を誓う 関西電力「教訓をしっかり胸に」 美浜原発3号機の死傷事故から20年
11人が死傷した美浜原発3号機の事故から20年の節目を迎え、関西電力はあらためて安全最優先で原発の運転にあたることを誓いました。
美浜原発構内では9日、関西電力の森社長らが事故発生時刻に合わせて黙とうを捧げるとともに、献花台に花を手向けました。
美浜原発3号機では、2004年8月9日、タービン建屋内で2次系の配管が破断して高温の蒸気が噴き出し、作業員5人が亡くなり、6人が重傷を負いました。
■関西電力 森望社長
「教訓をしっかりと関西電力、原子力だけでなく、全ての従業員がしっかりと胸に刻み続けるということが大事だと思う」
事故から20年が経過し、関西電力では、原子力事業に携わる社員のうち、事故後に入社した人の割合が半数を超えています。