IAEAの専門チームが調査開始 美浜原発3号機、運転開始47年超 最新の安全基準で評価 国内原発で初
運転開始から47年を超えた関西電力・美浜原発3号機で16日、国際原子力機関(IAEA)の専門チーム「SALTO(サルト)」による調査が始まりました。経年劣化に対する管理体制など最新の安全基準を満たしているかを評価します。
今回の調査は、IAEAの最新の安全基準を基に、長期運転を続ける原発を評価するもので、国内の原発では初めて対象となりました。
4月25日までの10日間にわたって、設備の経年劣化の状況や社内ルールを定めた文書をチェックするとともに、関西電力の社員との意見交換も行われます。
調査後には改善点などが伝えられる予定で、2年後に行われるフォローアップ調査で改めて状況を確認します。