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山陽新幹線の全線開業から50年 博多駅で記念の出発式 これまでに延べ30億人が利用 福岡

2025年3月10日 12:02
山陽新幹線の全線開業から50年 博多駅で記念の出発式 これまでに延べ30億人が利用 福岡

博多と新大阪を結ぶ山陽新幹線は3月10日、全線開業50年の節目の日を迎えました。進化を続けた半世紀でした。

10日午前8時前、博多駅の13番ホームに山陽新幹線のぞみが入ってきました。50年前の1975年3月10日に、博多と新大阪を結ぶ一番列車が出発した同じホームで、記念の出発式が開かれました。

全線開業当時の0系は、最高時速210キロで、博多と新大阪を3時間44分で結んでいました。

■利用客
「大阪に行けるようになって、コンサートなどに行っていました。QUEENとか。」

高速化などが進み、博多と新大阪は最速2時間21分まで短縮されました。開業以来、延べ30億人が利用した山陽新幹線で、卒業旅行のため新大阪へ向かうという大学生がいました。

■大学4年・望月星輝さん(22)
「小さい頃、親に連れられて新幹線をずっと見ていて、これから新幹線に関係した職に就くので、これからも関わっていくんだなと実感しています。」

新幹線に関わる仕事をしたいという夢を叶えたそうです。

JR西日本の折中啓也新幹線本部長は、「信頼してもらえる新幹線を目指し、安全面・サービス面など進化を続けていきたい」と話しました。

最終更新日:2025年3月12日 13:36