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北九州市で復興を支援 『加賀能登物産展』 能登半島地震の被災地から30店

2024年7月31日 17:42
北九州市で復興を支援 『加賀能登物産展』 能登半島地震の被災地から30店

能登半島地震から7か月がたちました。被災地の石川県の復興を後押しする催し『加賀能登物産展』が北九州市のデパートで7月31日から始まりました。

■中村安里アナウンサー
「(7月31日)午前10時過ぎです 開店したばかりですが すでに多くのお客さんがいらっしゃっていて行列ができています」

能登牛を秘伝の甘辛のタレに絡め、ぜいたくにしきつめた弁当に、能登が誇る海の幸が並びます。

7月31日から北九州市小倉北区の小倉井筒屋では『加賀能登物産展』が始まりました。

ことし1月に発生した能登半島地震からの復興を後押ししようと開かれたもので、石川県から合わせて30店が出店しています。

海の幸を豪華に盛り付けした加賀西善の『百万石幸盛弁当』は高級魚として知られる『のどぐろ』や『甘エビ』など6種類の海鮮がてんこ盛りです。

■中村安里アナウンサー
「のどぐろをいただきます のどぐろのうま味が口いっぱいに広がります 脂が乗っていて とても甘いです」

温泉たまごを使ったクリームに金沢名産の金箔を張り付けた『金箔ソフトクリーム』もあります。

■中村安里アナウンサー
「濃厚です 舌触りがなめらかで卵が入っているのでコクがあっておいしいです そして なんといっても この見た目がキラキラと輝いて写真映えしそうです」

会場には能登半島地震の際に大規模な火災が発生した『輪島朝市』で営業していた店も出店しています。

約80年前から輪島朝市で海産物を販売してきた『輪島の朝市 関山』は現在、朝市では営業できないため各地で出張販売を行っています。

■輪島の朝市 関山・関山昌俊さん
「『ぜひ頑張ってください』とか そういう声を一言かけていただるだけでよかった 忘れられていない 思ってくれているんだなと すごくうれしいです」

ほかにも保管場所が被災したものの、難を逃れた伝統工芸の『輪島塗』なども並んでいます。

■70代の女性客
「能登のものが買えるかなと思って 大変な思いされているからね 買ってきました なんとか頑張ってほしいなって 私ができることはこういうことですよね」

『加賀能登物産展』は北九州市小倉北区の小倉井筒屋で8月8日まで開かれていて、会場には被災地支援ための募金箱も設置されています。