武田元総務相の落選は「大変な痛手」自民県連が衆院選後初の執行部会「非公認に2000万円」への批判も 福岡
自民党福岡県連は5日、与党が過半数割れとなった10月の衆議院選挙後初めて、執行部会を開きました。裏金問題で非公認とした候補側に2000万円を支給した党本部の決定に対して、批判が上がったということです。
自民党福岡県連の執行部会には、福岡2区で敗れ比例復活を果たした鬼木誠防衛副大臣が出席しました。
■自民(比例復活)・鬼木誠 防衛副大臣
「自公過半数割れということで、少数与党の難しい国会運営をこれから迫られることになります。自民党をしっかり支え、立ち直させるその役目を果たしていきたい。」
いわゆる“裏金問題”の逆風が吹く中、自民党が福岡の小選挙区で獲得した議席は、前回から1つ減らして7議席となりました。
5日の執行部会では、非公認となった候補者が代表を務める政党支部などに対し、党本部が党勢拡大の活動費として2000万円を支給したことに批判が上がったということです。
■自民党福岡県連・原口剣生会長
「せっかく競り合ってきて、あと1ポイント、2ポイント、0.5ポイントの中においてのあの行為というのは時期の問題があったんではなかろうかと。衆議院議員選挙が終わってからでも、党勢拡大というのは反省を含めた中においてやれるだろうと。」
今後、党本部に対しても指摘を行うとしています。
また、“裏金議員”の一人とされた福岡11区の武田良太元総務大臣が落選したことについて、福岡県連の原口剣生会長は「大変な痛手」としました。
その上で「政治とカネの問題については、教訓として真摯(しんし)に受け止めていかなくてはならない」と述べました。