【締結】「虐待による乳幼児の頭部外傷」→関係機関が集まり事件性を迅速に判断 県警が県内6つの病院と協定 福岡
福岡県警は1日、子どもへの虐待が疑われる事案に早期に対応し被害の拡大を防ぐため、県内6つの病院と協定を結びました。
福岡県警の住友一仁本部長は1日、福岡大学病院や北九州市立八幡病院など県内6つの病院と協定の締結式に臨みました。
この協定は児童虐待の見逃しや、虐待による被害拡大を防ぐことを目的としています。特に乳幼児が「虐待による頭部外傷」によって死亡した場合などに、病院の小児科や脳外科、警察などの関係機関が集まり事件性の判断を迅速に行うとしています。
福岡県警によりますと、福岡県内では去年、3782件の児童虐待のうち「乳幼児の虐待による頭部外傷」は数件確認されています。
住友本部長は「小さい子どもの声なき声を拾っていき、連携を図ることで虐待被害を防止できたら」と話しました。