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【クイーンビートルの浸水隠し】JR九州社長「安全を大前提に運航再開を目指していきたい」 福岡

2024年9月20日 18:42
【クイーンビートルの浸水隠し】JR九州社長「安全を大前提に運航再開を目指していきたい」 福岡
「クイーンビートル運航再開を目指したい」

博多と韓国・釜山を結ぶクイーンビートルの浸水隠ぺい問題について、JR九州のトップは20日、原因を明確にした上で「運航再開を目指す」と話しました。

JR九州の古宮洋二社長は20日の定例会見の冒頭で、クイーンビートルの今後の運航について、自身の考えを話しました。

■JR九州・古宮洋二 社長
「お客様や関係する方々の信頼回復に努めて、再開を目指していきたい。」

クイーンビートルは、JR九州の子会社であるJR九州高速船がことし2月、船首部分への浸水を把握しながら、その後もおよそ4か月間、運航を続けていました。

浸水センサーの位置をずらすなど隠ぺい工作も行っていて、8月、国の抜き打ち監査で発覚しました。

JR九州高速船に対する国の行政処分では、海上運送法に基づいて安全管理の責任者2人に全国初の解任命令が出されました。

厳しい批判もある中で再開を目指す理由について、古宮社長は。

■古宮社長
「日本と韓国との重要な交通機関の一つだと思っている。安全は大前提ですが、その前提ができれば、運航を再開したい考え。」

JR九州は、第三者委員会による原因究明とともに、再発防止策について安全管理体制を構築したいとしています。

最終更新日:2024年9月20日 18:42