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ありがとう野口英世!新紙幣発行から一夜“最後の1枚”もお披露目【福島・猪苗代】

2024年7月4日 18:41
ありがとう野口英世!新紙幣発行から一夜“最後の1枚”もお披露目【福島・猪苗代】
新紙幣の発行から一夜明け、福島県内でもその流通が本格化しています。一方で、福島県民にもなじみ深かった野口英世の千円札はその役目を終えます。猪苗代町では、その功績を称えたあるものが展示されているんです。

各地で“お祝いムード”も…

3日から発行が始まった新紙幣。渋沢栄一に、津田梅子。そして北里柴三郎へと、お札の顔が変わりました。ゆかりの地では、記念のイベントなどが開かれ祝賀ムードに。津田梅子が創設した津田塾大学の学生たちは、5000円にちなみ5000メートルリレーが行われたほか、北里柴三郎の出身地・熊本県では「くまモン」も偉人をお祝いしました。真新しいお札を手に多くの人が、喜びや期待感を口にしましたが、一方で、福島県民としては、さびしさもあります。

ありがとう!野口英世!

これまで千円札の顔を務めてきた野口英世。その功績が称えられ、出身地の猪苗代町から野口英世記念館に4日、感謝状が贈られました。

■野口英世記念館 八子弥寿男館長
「この感謝状をますます生かして、今まで以上に継承に力を入れなきゃならないなと心しております」

その姿が見られなくなるのは寂しくなりますが、これからは千円札の役目を恩師・北里柴三郎にたくします。

■箕田竜也記者リポート
「野口英世と北里柴三郎の繋がりが紹介されたこちらの展示室の中では、野口英世が描かれた旧千円札が展示されています。実はこれ最後に発行されたものなんです」

レアな旧千円札とは?


20年間日本経済を支えたその貢献に対して、日本銀行からはこんなものが贈られました。旧千円札なのですが、実はとても貴重な物。というのもこれ、日銀が最後に製造したものなんです。一般公開を条件に、最後の一枚が記念館に贈られました。記念館を訪れた人は誰でも見ることができるということです。

■野口英世記念館 八子弥寿男館長
「しばらくは北里先生と野口の関係、これを皆さんに強くお伝えしていこうと思っています。もちろん寂しいです」