海外からの観光客にも人気 猫が働く駅「芦ノ牧温泉駅」 老朽化した駅舎を修繕へ 福島県
猫が働く駅として知られる、会津鉄道の芦ノ牧温泉駅は、海外からの観光客にも人気な場所ですが、駅舎は老朽化が深刻です。修繕のための取り組みが進んでいました。
猫が働く駅として知られる会津鉄道の芦ノ牧温泉駅。
10月11日からは、その猫たちを主人公とした映画も公開されます。
その人気は各地に広まり、3代目の猫駅長の「さくら」などを目当てに、今は海外からもファンが訪れると言います。
ただ、築およそ100年の駅舎では、駅舎の老朽化が深刻となっていました。
■芦ノ牧温泉駅を守る会 小林 洋介さん
「どうしてもこういう所がゆがんでしまっていて」
芦ノ牧温泉駅は会津鉄道が所有する駅舎の中で最も古く、歴史があります。そのため、傷みが進み、修繕は避けられません。
■芦ノ牧温泉駅を守る会 小林 洋介さん
「こちらの板も張り替えてもらって」
できる範囲の工事は行い、入り口の扉や外壁、待合室のベンチを新しくしています。
ただ、すべて修繕するためには数百万円かかるとされていて、クラウドファンディングでの支援を呼びかけています。
9月22日まで支援を呼びかけていて、駅舎の修繕や沿線に桜やハナモモの苗木を植える活動などに活用します。
支援してくれた人には、金額に応じてグッズなどをお返しとして渡すということです。
■芦ノ牧温泉駅を守る会 小林 洋介さん
「遠い所から皆さん来るのでこの駅舎は山と田んぼに囲まれているので少しでもいい思い出になるように駅舎もきれいに出来たらなと思っている」
支援金は、『劇場版「ふにゃ~り日和」ねこ駅長 さくらの物語』で駅長のさくら役を務める声優が、会津鉄道名物の「お座トロ展望列車」の車内アナウンスを、期間限定で担当する際の資金にも使われる予定です。
■芦ノ牧温泉駅を守る会 小林 洋介さん
「さらに1世紀皆さんの思い出に残る駅になってくれるように守っていきたいと思っている」