暑い日が続くも暦の上では「秋のお彼岸」『マメテン』「暑さ寒さも彼岸まで」は本当なのか【徳島】
日替わりメニューでお送りしています「フォーカスアラカルト」。
9月20日は、気象予報士・佐々木聖夏が天気に関する豆知識をお届けする「マメテン」です。
この日のニュースでもとりあげられましたが、徳島県の美馬市穴吹では猛暑日となるなど、まだまだ暑い日が続いています。
しかし、日程的には「秋のお彼岸」を迎えています。
去年2023年の9月20日、ちょうど1年前に豊成アナウンサーが徳島県勝浦町の彼岸花の群生地に取材に行っていました。
毎年、お彼岸の今の時期に、真っ赤な花を咲かせる「彼岸花」ですが、2023年は猛暑の影響で咲いている数が例年より少なかったそうです。
そして、ちょうど1年後にあたるきょう、見に行ってみると...。
25年前から、毎年彼岸花を見に来るという地元の人に話を聞いたところ、この時期は満開のはずが、今年は全然咲いていないということでした。
勝浦町星谷の勝浦川堤防の斜面では、長さ約50m、幅約5mに渡って毎年ヒガンバナの群生が見られますが、2024年はほとんど咲いていません。
地元の人は、咲くのが2週間は遅れている、今年は暑かったからと、話していました。
暦の上では秋でも、猛烈な残暑が続くせいかまだまだ咲く気配のない彼岸花。
季節外れの厳しい暑さは、秋の訪れに影響を与えていました。
地元の方も、こんなに遅いのは初めてで、咲くのは10月になるかもと話していました。
9月20日も真夏の暑さでしたし、彼岸花が10月に咲いたら季節が変わってしまいます。
現在は暦の上では秋、「秋のお彼岸」の時期です。
9月22日の「秋分の日」を中日とし、前後3日間を加えた7日間になります。
初日は「彼岸入り」、最終日は「彼岸明け」と呼ばれます。
そこで検証、「暑さ寒さも彼岸まで」は本当なのか?
検証方法は、徳島県内8つの観測地点の過去30年分の「彼岸入り」の最高気温と、「彼岸明け」の最高気温を比べて、気温がどう変わっているかを調べました。
その検証の結果、徳島市では19回「彼岸明け」に気温が下がりました、そのほか「阿南市蒲生田」と「美波町日和佐」で22回、「美馬市穴吹」で21回など、全ての観測地点で「彼岸明け」に気温が下がった年が多かったことが分かりました。
徳島市の30年分を見ると、最近になって「彼岸明け」の方が気温が高いという年が増えてきて、「暑さ寒さも彼岸まで」が、言えなくなってきている傾向にあります。
2024年の「彼岸明け」は涼しくなるのか、今から気になります。
9月20日は、気象予報士・佐々木聖夏が天気に関する豆知識をお届けする「マメテン」です。
この日のニュースでもとりあげられましたが、徳島県の美馬市穴吹では猛暑日となるなど、まだまだ暑い日が続いています。
しかし、日程的には「秋のお彼岸」を迎えています。
去年2023年の9月20日、ちょうど1年前に豊成アナウンサーが徳島県勝浦町の彼岸花の群生地に取材に行っていました。
毎年、お彼岸の今の時期に、真っ赤な花を咲かせる「彼岸花」ですが、2023年は猛暑の影響で咲いている数が例年より少なかったそうです。
そして、ちょうど1年後にあたるきょう、見に行ってみると...。
25年前から、毎年彼岸花を見に来るという地元の人に話を聞いたところ、この時期は満開のはずが、今年は全然咲いていないということでした。
勝浦町星谷の勝浦川堤防の斜面では、長さ約50m、幅約5mに渡って毎年ヒガンバナの群生が見られますが、2024年はほとんど咲いていません。
地元の人は、咲くのが2週間は遅れている、今年は暑かったからと、話していました。
暦の上では秋でも、猛烈な残暑が続くせいかまだまだ咲く気配のない彼岸花。
季節外れの厳しい暑さは、秋の訪れに影響を与えていました。
地元の方も、こんなに遅いのは初めてで、咲くのは10月になるかもと話していました。
9月20日も真夏の暑さでしたし、彼岸花が10月に咲いたら季節が変わってしまいます。
現在は暦の上では秋、「秋のお彼岸」の時期です。
9月22日の「秋分の日」を中日とし、前後3日間を加えた7日間になります。
初日は「彼岸入り」、最終日は「彼岸明け」と呼ばれます。
そこで検証、「暑さ寒さも彼岸まで」は本当なのか?
検証方法は、徳島県内8つの観測地点の過去30年分の「彼岸入り」の最高気温と、「彼岸明け」の最高気温を比べて、気温がどう変わっているかを調べました。
その検証の結果、徳島市では19回「彼岸明け」に気温が下がりました、そのほか「阿南市蒲生田」と「美波町日和佐」で22回、「美馬市穴吹」で21回など、全ての観測地点で「彼岸明け」に気温が下がった年が多かったことが分かりました。
徳島市の30年分を見ると、最近になって「彼岸明け」の方が気温が高いという年が増えてきて、「暑さ寒さも彼岸まで」が、言えなくなってきている傾向にあります。
2024年の「彼岸明け」は涼しくなるのか、今から気になります。