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藍場浜公園西エリアでの新ホール整備 賛成意見と反対意見それぞれの住民団体が要望書提出【徳島】

2024年9月17日 18:55
藍場浜公園西エリアでの新ホール整備 賛成意見と反対意見それぞれの住民団体が要望書提出【徳島】
9月14日に後藤田正純徳島県知事と遠藤彰良徳島市長が、新ホールの整備場所について徳島県徳島市の藍場浜公園西エリアで意見が一致したことを受け、賛成、反対双方の住民団体が、9月17日に、それぞれの立場から徳島県や徳島市に要望書を提出しました。

内町まちづくり協議会 宮澤武志会長)
「最優先すべき、住民の意見を聞いていただきたいと」

要望書を提出したのは、藍場浜公園周辺の町内会で組織する内町まちづくり協議会です。

要望書などによりますと、藍場浜公園西エリアで整備を進めた場合、駐車場不足や渋滞が懸念されるとし、新ホール整備については従来案の旧文化センター跡地で進めることを求めています。

また徳島県の構想にある、旧文化センター跡地にJRの車両基地を移設することについては、騒音や景観の悪化などを理由に反対としています。

(内町まちづくり協議会 宮澤武志会長)
「何とか機会があるときに、住民はこっち(旧文化センター跡地の新ホール整備)を望んでいると、そういうことを伝えて欲しい」

(遠藤彰良徳島市長)
「反対されているのはじゅうぶん分かっているが、そういう中でも決断していかないと(新ホールが)どこにも出来なくなってしまう。その辺をご理解頂きたい」

一方で、藍場浜公園西エリアでの新ホール整備の早期推進を求める住民有志は、この日に徳島県庁を訪れ、要望書を提出しました。

徳島まちづくり有志の会 岡本真一郎世話人)
「新ホールは、先日の知事と市長の合意に沿って藍場浜公園西エリアにおいて整備を進めること」

要望書を提出したのは、徳島まちづくり有志の会のメンバーです。

要望書によりますと、藍場浜公園西エリアで新ホールの整備など、後藤田知事と遠藤徳島市長の合意に沿ってまちづくり計画を進めることが、徳島駅前を中心としたにぎわい創出の近道だとし、JRの車両基地の移転や、鉄道高架事業も含め、着実な推進を求めています。

(徳島県文化プロジェクト室 伊澤弘雄室長)
「要望頂いた内容についてはしっかり知事に報告し、関連部局で共有する」

(徳島まちづくり有志の会 岡本真一郎世話人)
「長年の懸案がようやく前に進む。本当に最初で最後の機会だと考えている。ご存じの通り、徳島市中心部は本当に衰退がはじまっている。こういった大型の集客施設が出来ることは、我々にとって非常にありがたい」

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