2025年1月、埼玉県八潮市で起きた道路陥没事故では、今も安否が分からない男性の救出作業が行われています。

救出に向けた後方支援として、汚水の吸水・運搬の応援に入った徳島県内の会社に話を聞きました。

徳島市応神町の光エンテックス、この会社では下水道の維持・管理などを行っています。

光エンテックスでは、今回日本下水道管路管理業協会からの要請を受け、1月15日から28日までの間、埼玉県に社員2人を派遣しました。

（光エンテックス 富士達也さん）
「本来であれば災害等で活動するんですけれども、事故の大きさや影響の大きさから今回は応援に入るということだったので、体制を整えて活動の方に参加しました」

富士さんたちは事故があった八潮市や、となりの草加市でマンホールから下水を吸い取り、近くの処理施設に運搬するなど、救出現場に流れ込む水をくい止める役割でした。

（光エンテックス 富士達也さん）
「かなりの水量が流れていますので、その水が最下流部で事故現場に吹き出しているということもありましたので、少しでも緩和できるようにということで活動する意義があったのかなと思います」

そして、今回の応援を通じて感じたことについては。

（光エンテックス 富士達也さん）
「一日でも早く救出されることが一番ですね。今後は陥没物事故などが起こらないように、安心して生活できるように、点検であったりとか調査を進めていかれることを願うばかりです」