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極めて貴重な資料 昭和南海地震の「罹災証明書」が阿南市の民家で見つかる【徳島】

2025年3月6日 21:43
極めて貴重な資料 昭和南海地震の「罹災証明書」が阿南市の民家で見つかる【徳島】
1946年の昭和南海地震で被害に遭った住民に対し役場が発行した罹災証明書が、このほど徳島県阿南市の民家で見つかりました。

光明寺 浅川雄康住職
「右家屋畳上三尺五寸浸水シ左記被害アリタルニ相違ナキ事を證明ス」

「罹災証明書」とは、災害により家屋が被害を受けた際、被害の程度などを証明するために自治体が発行するもので、見つかった罹災証明書では三尺五寸(約1m)にわたって浸水した旨が記されています。

阿南市橘町の民家で2月に法要を行った際、仏壇の整理をしていて見つかりました。

現在は法要のため居合わせていた光明寺の浅川雄康住職が、依頼を受けて保管しています。

徳島県立文書館によりますと、昭和南海地震の罹災証明書で現存しているものは極めて貴重だということです。

また光明寺には、1960年のチリ津波で橘町が被害を受けた際、郵便局員に贈られた「感謝状」も保管されていて、県立文書館によりますと、こちらも現物が残っているのは非常に貴重だということです。
最終更新日:2025年3月6日 21:43
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