「麻央さんの思い出も」市川團十郎さんが2年4か月ぶりに親子で熊本入り 八千代座で特別公演
3人がそろって山鹿を訪れるのは2022年3月以来、約2年4か月ぶりです。八千代座は、2014年に市川ぼたんさんが襲名前の2歳8か月の時に初お目見得の舞台に上がるなど、親子にとって思い出の場所です。
八千代座の中に飾られた提灯には、2017年に亡くなった母、麻央さんの名前の入ったものもあります。
■市川ぼたんさん
「私は、八千代座では母の名前の麻央の『麻』が書いてある提灯が大好きなので、その提灯を見るのもひとつの楽しみだった」
■市川團十郎さん
「八千代座は、親から見ると子どもの成長や喜びを感じられるなと来るたびに思います」
今回の公演は、2022年11月、十三代目市川團十郎白猿を襲名、八代目市川新之助を継いでから初めての八千代座公演となります。
■市川新之助さん
「新之助という名跡を相続させてもらって初めての熊本なんですけど、新之助さんになったなという思いを伝えたい」
また八千代座の敷地には、襲名を記念して山鹿市から贈呈されたソメイヨシノが植えられるということです。八千代座公演は27日から3日間行われます。全5公演の合わせて3000席はすでに完売しているということです。