【写真で見る】中世に活躍した武士団・菊池氏に関する遺跡が国史跡へ
発掘された土器
「菊池氏遺跡」は、中世から戦国時代にかけて九州で活躍した有力武士団です。
国の文化審議会が国の史跡に指定するよう文部科学大臣に答申した「菊池氏遺跡」は、菊池市深川・北宮地区にある「北宮阿蘇神社」、領主の館の跡と考えられる「北宮館跡」、河川の護岸施設と考えられる「菊之池B遺跡」からなります。
菊池氏の中世の館周辺の具体像を示す遺跡群であり、中世武士団の領域経営の在り方を知ることができる貴重な遺跡であることが評価されました。
北宮阿蘇神社は、1378年に17代武朝が勧請したと伝わっています。
北宮館跡は、菊池氏が最初に居を構えたとされています。
菊之池B遺跡は、菊池川旧河川の船着き場跡、護岸施設と考えられています。