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足で車の運転も「命は平等・自分らしく」脳性まひの男性が子どもたちに伝えたいこと

2023年12月16日 9:13

「自分らしく生きてほしい」子どもたちへのメッセージ

質疑応答では…。

■女子児童
「どうやってお買い物しているんですか?」
■倉田哲也さん
「以前は店員さんにバッグから財布を出してもらってお金を払っていたんですけれど、今は…(足でスマホ持ち上げ)スマホでキャッシュレス決済」

そのほかにも、「今、頑張ってやりたいことは?」と聞かれた倉田さんは、「パラグライダーに挑戦したい」と回答。「人生は挑戦の連続!希望を持って生きてほしい」と話しました。

倉田さん本人と話すことで、理解を深めた児童たち。講演の後は、全員で給食です。足の指でスプーンをつかみ、自分で食べる倉田さん。驚いた様子の子どもたちに倉田さんは、あえて協力を頼みました。

■倉田哲也さん
「手伝いたいという気持ちは誰でも持っていると思うけれど、どうしていいか分からないっていう人が多い。だから一回体験しておけば、どうやって手伝ったらいいかというのが分かると思う」
■食事を手伝った児童
「お母さんの仕事がお年寄りの人の介護の仕事だったので、僕もやってみたいなと思ってやってみました」

一緒に過ごす中で倉田さんが伝えたかったこと。
■倉田哲也さん
「自分自身、周りと違うことは当たり前だから、引け目を感じることなく自分らしく生きてほしいし、助け合う気持ちを持ってほしいと思います」

「助けて」と声をあげる勇気と、互いに対する「思いやりの気持ち」を持つこと。それが、誰もが希望をもって生きていける社会につながると倉田さんは信じています。

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