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【全国最年少】10歳の小学生が「ふぐ処理師」試験合格 養殖販売会社に弟子入りし猛特訓

2024年8月22日 18:58
【全国最年少】10歳の小学生が「ふぐ処理師」試験合格 養殖販売会社に弟子入りし猛特訓

猛毒を持つフグをさばくために必要な「ふぐ処理師」の試験に、熊本市の小学5年生が全国最年少で合格しました。

22日、熊本県庁を訪れたのは、熊本市の田平風鈴さん10歳。川尻小学校の5年生です。田平さんは、猛毒を持つフグをさばくために必要な「ふぐ処理師」の試験に全国最年少の10歳8か月で合格しました。

ふぐ処理師の試験は、フグに関する知識などを問う「学科」と、毒のある部位と食べられる部位を正確に分ける「実技」が行われます。

幼い頃から魚が大好きで、小学1年生から魚をさばくようになった田平さん。山口県で当時小学6年生の男の子が「ふぐ処理師」試験に史上最年少で合格したことをニュースで知り、受験を決意しました。

トラフグの養殖や販売を手がける会社に約半年間弟子入りして猛特訓。見事、6月の学科試験と7月の実技試験で合格しました。

22日は、ふぐ処理師の免許を持つ大人が監督する中、田平さんが1人でさばいたトラフグの刺身を木村敬知事が試食しました。
■木村敬知事
「すごいね。本当に上手ですし、おいしいです。こりっこりで」

■ふぐ処理師試験最年少合格 田平風鈴さん
「合格できて、うれしい夏休みになった」
Qさばいたフグを食べてほしい人は?
「家族に食べてほしいです」

ふぐ処理師の試験は都道府県ごとに行われていて、田平さんは山口県で試験に合格しました。ただ、熊本県で免許を取得できるのは18歳以上と決まっているため、しばらくは免許を持つ人と一緒に技術を磨く日々が続きそうです。