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「農業はアートだ。」7色のミニトマト 生産量日本一の熊本で頑張る若い力

2025年2月4日 20:28
「農業はアートだ。」7色のミニトマト 生産量日本一の熊本で頑張る若い力
宇都朱音さん

日本一のミニトマトの生産量を誇る熊本から、農業の可能性を広げたい。若い力で生産する現場にお邪魔してきました!緒方太郎キャスターが案内してもらったのは、熊本市北区植木町にある農業用ハウス。

■アーティフル チームリーダー・宇都朱音さん
「ここのハウスは7色のトマト栽培をしている」

目を奪われるような赤や黄色。さらにはハート型。チョコレートのような艶を放つ果実も…。こちらの会社では、約10年前から色とりどりのミニトマトを生産しています。

■アーティフル チームリーダー・宇都朱音さん
「【農業はアートだ。】という考えのもとで野菜や作物を栽培しています」

その中で、収穫のタイミングが難しいのが緑色。見極めるポイントは、わずかな色の違いと触った感覚なんだそう…。手仕事を大事にするこちらの企業では「誰もが働きやすい環境」を追求しています。その一つが…。

■宇都朱音さん
「農業っていうと腰をかがめたりとか長靴を履いて土を歩くってイメージなんですけどシートの上で働けるんでスリッパとこの高さで作業ができるのが魅力的だと思います」

工夫しているのが、足腰の悪い人がしゃがまずに収穫できるよう、腰の高さに実をつける栽培です。さらに、温度や湿度、二酸化炭素などを管理する機械も導入。土日は誰も出勤しなくても、ミニトマトにとって最適な環境を保ってくれます。

そうして出来上がるのが…箱詰めされたミニトマト。チョコレートを一粒ずつ味わいながら食べるように、楽しんでほしい。美しい見た目と発想力はまさに!

■アーティフル 広報担当・岩﨑万祐さん
「【農業はアートだ。】というのがあるんですけど、みなさんが見たことがないような見てわっと驚くようなものを作りたい思いがあるので」

ターゲットは都会に住む女性。カラフルなミニトマトをSNSに投稿するとじわりと反響を呼び、今や香港などの海外にも出荷しています。

■アーティフル 広報担当・岩﨑万祐さん
「熊本はトマトが日本一の生産地なので消費者が本当に求めている情報を提供できるように頑張っていきたいです」

働きやすい環境で生み出す「アートな」ミニトマト。日本一の生産地から、可能性が広がっています。

最終更新日:2025年2月4日 20:28