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【衆院選】熊本2区の候補者の訴え 自民前職と野党2人の顔ぶれ

2024年10月22日 20:00
【衆院選】熊本2区の候補者の訴え 自民前職と野党2人の顔ぶれ
熊本2区の立候補者

10月27日に投票を迎える衆院選。県内4つの選挙区の候補者の訴えなどをシリーズでお伝えしています。今回は自民党の前職に野党の2人の新人が挑む熊本2区です。

熊本2区に立候補しているのは、届け出順に
■自民党の前職・西野太亮候補
■参政党の新人・近田茜候補
■共産党の新人・奥田木の実候補
以上の3人です。

自民党の前職、西野太亮候補は熊本市南区出身の46歳。前回、3年前の衆院選で、自民党の前職との保守分裂選挙を制して初当選。今回初めて党の公認として臨みます。

■西野太亮候補(自民・前)
「3年前の公示日、出陣式とは随分光景が違うそういうふうに感じています。私は自民党公認候補として戦うこと、大変ありがたく思っていますし、望むところだ。そういう思いです。2期目の挑戦で私が取り組みたいことはたくさんあります。最優先の課題は強い経済を取り戻すこと」

出陣式では、前回議席を争った自民党の元衆院議員の秘書が出席。融和をアピールしました。選挙戦では公明党から推薦を受けるほか、各地の選対組織をフル稼働させ組織戦を展開。総決起大会には、菅元総理が応援に駆け付けました。交通インフラ整備を加速させ、TSMCの経済効果を広く波及させることなどを訴えています。

■西野太亮候補(自民・前)
「私の場合はまさに保守分裂の舞台そのものの戦いですから、こういう舞台で再度戦うということで新たなステージに入る。手応えがどうであれデータがどうであれ応援してくださる業界の皆様を含めてしっかり全力を尽くすということに尽きる」


参政党の新人、近田茜候補32歳。愛知県在住で、パーソナルトレーナーとして健康事業を展開しています。元々、愛知5区で立候補を予定していましたが、10月に熊本2区からの立候補を表明しました。

■近田茜候補(参政・新)
「この国難をどうにかして守っていきたい。それには政治しかない。政治を変えていかなければ、この国は変わっていかない。熊本県第2区で立候補させていただき皆様にしっかりとその思いを伝えるべく参上いたしました」

近田候補は街頭演説や小規模での集会に加え、SNSで動画の配信を行い知名度の向上を図るとともに、党が掲げる政策の若い世代への浸透を目指します。小学校教諭の経験をもとに教育内容を見直し、国益を守る人材を育てることなどを訴えています。

■近田茜候補(参政・新)
「根底にあるのは教育だと思います。お金のことに関しても、選挙のことに関しても、政治のことに関しても、健康のことに関しても根本にあるのは教育を変えていくということが大切だと思っていますので、私自身は元教員であったこともありますので、教育が大切だと思っています」


共産党の新人、奥田木の実候補は、兵庫県出身の28歳。益城町の児童福祉施設への就職をきっかけに熊本に移住し、現在、党の県ジェンダー平等委員会の事務局長を務めています。

■奥田木の実候補(共産・新)
「選択的夫婦別姓も、そして同性婚も政治の責任で今すぐ実現するべき問題だと捉えています。選択的夫婦別姓制度の実現、法律上でも同性婚が認められる世の中、自分は自分のままでいい。そう思える日本に変えていきましょう」

選挙戦では党所属の地方議員と選挙区をくまなく回り“政治とカネ”の問題を指摘し、今の政権への批判票の獲得を目指しています。奥田候補は消費税の廃止を目指し、税率を5%に引き下げることや、1日8時間の法定労働時間を「1日7時間、週35時間」に短縮することなどを訴えています。

■奥田木の実候補(共産・新)
「声を届けて、声を聞いてそういう選挙戦にできているんじゃないかなと思います。おこがましいですけど自分も政治に関わってみようかなとか、自分の生活を頑張ってみようか なとか願わくば勇気が出るような存在になれたらいいなと思ってます」