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「支援する側にコミュニケーション必要」震災ミュージアムKIOKU職員が被災地支援活動報告

2024年1月31日 12:31
「支援する側にコミュニケーション必要」震災ミュージアムKIOKU職員が被災地支援活動報告
熊本地震の記憶と記録を後世に残そうと、地震で大きな被害を受けた南阿蘇村の旧東海大学阿蘇キャンパスにつくられた「震災ミュージアムKIOKU」。1月、能登半島地震の被災地に職員を派遣し、避難所の運営支援などを行いました。支援活動をした職員の活動報告会が30日、開かれました。

閉館後のKIOKUで行われた活動報告会には、語り部ガイドなどの関係者約30人が参加しました。KIOKUからは、防災士で語り部ガイドの市村孝広さんなど2人の職員が能登半島地震の被災地に派遣されました。

最大震度6強を観測した石川県珠洲市で2週間避難所の運営支援などを行った市村さんは、支援する側に必要なのは“コミュニケーション”だと話しました。
■避難所の運営支援などを行った市村孝広さん
「いきなり知らない私が避難所に行って、あれやりましょうと言っても反発されるだけ。ある程度コミュニケーションをとってからではないとダメだなと思った」

市村さんはまた、真冬に暖房器具がない場所での避難生活を余儀なくされた被災者の話から、地域や季節によって違う避難後の生活も想定した備えの重要性を感じたと話しました。

■報告会に参加した人
「場所によって、冬だったら夏だったらと色々なことを考えることが必要だと、避難場所のことは特に考えさせられました」

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