貨物列車とトラックが踏切内で衝突 けが人なしも約2時間見合わせで600人に影響

4日午後、宇城市の踏切で貨物列車とトラックが衝突する事故がありました。けが人はいませんでした。事故の影響で、JR鹿児島線が約2時間にわたり運転を見合わせました。

事故があったのは、宇城市松橋町のJR鹿児島線・松崎踏切です。JR九州などによりますと、4日午後1時過ぎ、熊本市西区の熊本操車場からJR八代駅に向かっていた16両編成の貨物列車が、踏切内にいた「グリーンコープ」、生活協同組合のトラックと衝突しました。

■内藤有希子記者
「運転手の関係者によりますと、トラックは踏切を通過しようとしましたが、遮断機がおりてしまいました。運転手は車を降り、非常ボタンを押しましたが、貨物列車と衝突したということです」

トラックを運転していた30代の男性は車の外に逃げ出し、貨物列車の男性運転士にもけがはありませんでした。

グリーンコープによりますと、トラックは食料品や日用品などを利用者の自宅に配送していたということです。事故の影響でJR鹿児島線は宇土～八代で約2時間にわたり運転を見合わせ、普通列車6本が運休となるなど約600人に影響が出ました。警察が事故の原因を調べています。