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物理の問題で質量がマイナスに?熊本県立大入試で出題ミス 1人追加合格に

2024年9月13日 19:50
物理の問題で質量がマイナスに?熊本県立大入試で出題ミス 1人追加合格に
出題ミスがあった入試問題

熊本県立大学が今年3月に実施した「後期日程入学試験」で出題ミスがあり、1人を追加合格にしたと発表しました。

■熊本県立大学・堤裕昭学長
「多大なるご迷惑をおかけしました。心よりお詫び申し上げます」

県立大によりますと、出題ミスがあったのは3月12日に行われた環境共生学部・環境共生学科環境資源学専攻の後期日程の試験のうち選択科目の物理の問題です。

物体の運動の問題で、物体が動いた時間などの条件設定が不適切だったため、計算すると求める質量がマイナスの値になってしまい、正しい回答が導けなかったということです。8月に出版社から問い合わせがあり、学長や問題作成者が確認した結果、出題ミスと判明しました。

この試験を受験したのは13人で、県立大では全員この問題に正解した扱いにして9月に入り改めて合否判定を行い、受験生1人を追加合格としました。この受験生はすでに別の大学に進学しているということです。

県立大は「追加合格の受験生には誠心誠意対応し、問題の確認体制を見直して再発防止に取り組みます」とコメントしました。

最終更新日:2024年9月13日 19:50