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水俣病再懇談2日目 マイクを切られた男性に改めて謝罪 男性は問題解決を訴える

2024年7月10日 12:25
水俣病再懇談2日目 マイクを切られた男性に改めて謝罪 男性は問題解決を訴える
水俣病の被害者と伊藤環境相との再懇談は10日、2日目を迎え、5月の懇談で発言の最中にマイクを切られた男性に伊藤環境相が改めて謝罪し、水俣病問題の課題解決を前進させると約束しました。

水俣病被害者の支援団体、水俣病センター相思社で行われた再懇談の2日目では、はじめに伊藤環境大臣が患者などの位牌が並んだ仏壇に手を合わせました。続いて、5月の懇談で発言中にマイクを切られた水俣病患者連合の松﨑重光副会長(82)と向き合いました。

伊藤環境相
「懇談でマイクを切ったことについて深くお詫び申し上げます。環境省の力の限り政策を前進させるその覚悟を強めています」

これに対して松﨑さんは、水俣病と認められないまま去年亡くなった妻の思いを伝え、水俣病問題の解決を訴えました。
■松﨑重光さん
「互いに話しをして、わかり合ってもらえれば、それが一番幸せだと思います。よろしくお願いします」

10日の懇談では、水俣病患者の医療や介護の体制の拡充などについて話し合われます。11日は熊本県や鹿児島県の離島に船で渡り、島で暮らす被害者の実情などを伊藤環境相が直接聞く予定です。