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熊本市電また赤信号で交差点に進入 事故防止のため安全統括管理者を選任したばかり

2024年11月11日 19:43
熊本市電また赤信号で交差点に進入 事故防止のため安全統括管理者を選任したばかり
安全に関わるトラブルが相次いでいる熊本市電が9日、赤信号で交差点に進入しました。相次ぐトラブルを受け熊本市交通局は、事故防止のため専従の安全統括管理者を選任したばかりでした。

熊本市交通局によりますと、9日午前6時20分頃、熊本市中央区の九品寺交差点で上熊本発・健軍町行きの市電が赤信号で交差点に進入しました。車などと接触することはなく、けが人はいませんでした。市電は赤信号で停止していましたが、自動車が左折できる青色の矢印信号が点灯したのを、運転士が直進できると誤認したとみられます。

九品寺交差点では、7月にも同様の事案が起きていて、市電の「安全にかかわるトラブル」は今年13件目です。続出するトラブルをなくすため、熊本市交通局は11月1日に専任の安全統括管理者を任命したばかりでした。

■島田裕士安全統括管理者
「着任したばかりだが、こういった事案は非常に残念。話を聞いていくと、赤信号を気にしているというよりも、青信号を気にしている。青信号になったから走る、このような感覚を改めていければと思う。どうすれば防げるのか、対策が取れるのか、実際の原因、背景、対策をしていく上で恒久的に続けられるかどうしたらいいのかを考えていく」

最終更新日:2024年11月11日 19:43