安全に関するトラブル12件…熊本市交通局が安全管理専門の部署新設へ
熊本市交通局 安全管理専門の部署設置へ
熊本市交通局は安全管理を専門に担う新しい部署をつくる方針を明らかにしました。
熊本市電では今年に入り、ドアが開いたままの走行や信号の見落としといった重大な事故につながるおそれのある「インシデント」など安全に関わるトラブルが12件起きています。
異常事態を受け、ことし5月から始まった第三者による検証委員会。9日に行われた4回目は交通局が再発防止に向けた課題をまとめ報告しました。教育や訓練などの人に関わるものや管理体制、意識改善など項目は15にわたっていて、検証委員会や九州運輸局の意見もとり入れられています。
■熊本市交通局
「(検証委員会には)短期的取り組みを中心に議論を進めてきてもらったが今後は背後要因も踏まえて長期的目線で取り組んでいくべき課題を議論していただくにあたり事務局として課題整理を行った」
また課題の1つである「安全管理体制の不備」を主に解決するため、専門の部署を新たに作ることを明らかにしました。設置時期は未定ですが交通局は「早急に取り組む必要がある」としています。
最終更新日:2024年10月9日 20:23