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熊本市電の6車両で圧力が基準値下回る 車輪・車軸緊急点検 交通局も確認怠る

2024年10月1日 12:31
熊本市電の6車両で圧力が基準値下回る 車輪・車軸緊急点検 交通局も確認怠る
JR貨物が車両の車輪を組み立てる際にデータを改ざんしていた問題を受け全国で行われた緊急点検で、熊本市交通局は30日、熊本市電の6つの車両で組み立ての際にかける圧力が基準値を下回っていたと発表しました。

国土交通省は9月12日、JRなど全国の鉄道事業者などに車輪と車軸の組み立て作業で改ざんなどがなかったか緊急点検するよう指示しました。熊本市交通局によりますと、熊本市電では13両のうち6両で、車輪に軸を取り付けるときにかける圧力が基準値を下回っていました。基準となる圧力が車軸のサイズや素材で違う中、整備業者が基準と異なる数値で作業したことが原因で、熊本市交通局も確認を怠っていました。緊急点検の結果、安全性に問題はなかったということです。今後は、発注時に基準の数値を具体的に示すなどの対策をとるとしています。

熊本市電以外に調査対象となった熊本県内を走る事業者はJR九州、熊本電気鉄道、肥薩おれんじ鉄道、南阿蘇鉄道、くま川鉄道です。点検の結果、全ての事業者で組み立ての際にかける圧力が規定から外れるなど不適切な取り扱いがありましたが不適切な取り扱いがありましたが、安全に運転できない状況の車両を使用したりデータを改ざんしたりするケースはなかったということです。

最終更新日:2024年10月1日 12:31
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