熊本市や近隣自治体が「出会いから結婚までサポート」中心市街地に支援センター開設
男性20.7%、女性17.4%…国勢調査による2020年の熊本市の「生涯未婚率」です。
全国平均より低いものの、上昇傾向が続いています。未婚化や晩婚化が進む中、熊本市と近隣の12の自治体が結婚に向けた出会いを支援するサポートセンターを開設しました。
熊本市の中心市街地に開設された、「くまもと出会いサポートセンター“Kumarry”」。熊本市と近隣の12の市町村が出会いから結婚までを共同で支援しようと、27日、開所式を行いました。
■熊本市こども政策課・那須光也課長
「結婚を希望される方に安心してご利用いただけて経済的な負担も抑えられた出会いの機会を創出させていただきたい」
面談や独身証明書などを提出して登録すると、経験豊富な職員に相談することができます。マッチングでは、希望する条件から「AI」が相性がいいと思われる人を紹介してくれるシステムも。さらに…
■山本紗英子アナ
「センター内にはお見合いブースも設けられています。どちらかが希望をすれば、センターの職員が立ち会うことも可能です」
開設のきっかけは、熊本市が実施したアンケートです。(2023年度※対象:独身・結婚希望者)
「結婚にあたっての壁は?」という質問に対し、
2位の「収入が安定しない」(25.8%)を抑えて最も多かった回答が「相手に巡り合えない」(46.4%)でした。
■くまもと出会いサポートセンター・山部かよセンター長
「お仕事も忙しかったりしてなかなかプライベートでいろんな人に出会うというのが難しいという環境の方もたくさんいらっしゃいます。でも素敵な方はたくさんいらっしゃいますので、そういう方たちにたくさんチャンスがあればいい」
自治体が連携した新たな取り組みが始まりました。
【スタジオ】
(緒方太郎キャスター)
婚活にマッチングアプリや相談機関の力を借りるのは当たり前になってきましたが、行政が入ることで「結婚することが望ましい」という価値観が広がることも考えられます。結婚を望む人をサポートしつつ、結婚を望まない人の選択も尊重する社会でありたい。
(畑中香保里キャスター)
サポートセンターの登録料は、お住まいの地域などによって異なります。登録方法や対象者など、詳しくは「くまもと出会いサポートセンター」で検索してください。