熊本県が自動車税1034万円を多く徴収 マツダRX-7などロータリー車637台
熊本県は26日、ロータリーエンジンを搭載した一部の車の自動車税について、2019年10月から5年間、総額1034万円あまり誤って多く徴収していたと発表しました。
熊本県によりますと、自動車税を多く徴収していたのはマツダRX-7など、2019年9月末までに初回新規登録を受けたロータリー車637台で、還付の対象者は675人に上るということです。県は、2019年6月の県議会で、ロータリー車の税率を引き下げる条例の改正を行いましたが、今回対象となった車の税額を調整するための規定が漏れており、適用すべき金額よりも低く定められていたということです。
県は1月から対象者に謝罪文を送り、3月中に還付を完了する予定です。また、2月開会の県議会に条例の改正案を提出します。県によりますと、同様のケースはこれまでに山口県、茨城県、宮崎県で発覚しているということです。県は「組織的な確認体制の強化を徹底してまいります」とコメントしています。