×

【新知事に聞く】熊本県知事選挙 初当選の木村敬氏に直撃 選挙戦とこれから

2024年3月25日 0:42
【新知事に聞く】熊本県知事選挙 初当選の木村敬氏に直撃 選挙戦とこれから
知事選初当選の木村敬氏
熊本県知事選 初当選を決めた木村敬氏に直撃インタビュー。選挙戦の振り返りとこれからを聞きました。

■畑中香保里アナ
Q初当選を果たした今の気持ちは?

■木村敬氏
「県民の負託をこういう形でいただいたことを大変重く受け止めさせていただきます。熊本の未来を選ぶ選挙だという選挙を、しっかりとした選択をしていただいたこと感謝しています」

■東島大デスク
Qお痩せになりましたね?

■木村敬氏
「今お酒を飲んでいないからだと思います」

■東島大デスク
Q告示前に5キロくらい痩せたと聞いたんですけどそれ以上でしょう。激しい選挙戦ですか?

■木村敬氏
「激しい選挙戦でした。一生懸命政策を訴えるのと同時に、熊本県は広いですよ。45市町村を17日間で回るのはなかなかハードでしたね。けど非常に得難い経験をいただきました」

■東島大デスク
Q組織戦と言われ続けたが、自民党のスキャンダルなどもあり賛否両論あったのではないかと思いますが、どういう風に自民党・公明党と距離を取っていく?

■木村敬氏
「確かに今回の永田町のスキャンダルは大変な逆風でした。しかし今回の選挙は永田町のスキャンダルではなくて熊本の未来を選ぶ選挙なんだというのを最後に訴えたら意外と反応が良かった。私は県民のための知事ですので、各党・各会派とはしっかりと議論していく。精神の自由、距離感はしっかり維持していきたい」

■東島大デスク
Q借りを作ったというのはない?

■木村敬氏
「ないですね。むしろこのスキャンダルの中で勝ち上がったので貸しを与えたと思っています」

■東島大デスク
Q当選の挨拶の中で、選挙戦で感じたハンデを2つ上げていました。ひとつは熊本出身ではないということ。それはかなり強く感じた?

■木村敬氏
「インターネット上の批判はボロカスですからね。ネット上の議論に惑わされなかったですね。よかったです」

■東島大デスク
Q木村さんの左手について時間をかけてみなさんに話していたのが印象的。知事になって多様性も含めて注目を浴びることになるが?

■木村敬氏
「私はこの体で生まれたということが、自分のこれまでの公務員としてのキャリアにいい影響を与えてくれました。そして今回の知事選でも、こういう生まれの私が出たことが、障害を持った方とか体に不自由を持っている方からするとすごく勇気づけてくれたという声もいっぱいいただいた。特になかなか声を上げにくい方の声。しっかり寄り添っていける。自分が当事者なので、そういう人たちと共に生きる福祉を人生をかけてやっていきたいと思っていますし、それができる基盤が熊本にはあると思っていますので、しっかりやっていきたいと思います」