「被災地に希望届けた」熊本豪雨後に開設の仮設店舗が営業終了で解散式
解散式には関係者約30人が出席し、仮設店舗商店会の亀田洋会長から入居していた店のカギ9本が八代市に返還されました。
■仮設店舗商店会 亀田洋会長
「地域の賑わいの再生と支援を目指して取り組んでまいりました。お一人お一人の努力が商店街の原動力となり多くの地域の方々に希望を届けてきたことを誇りに思います」
八代市坂本町は5年前の熊本豪雨で地区の約30棟が全半壊するなど大きな被害がありました。「さかもと復興商店街」は水害から1年後にオープンし、食料品店や飲食店など9つの店が入居しました。名物の鮎の塩焼きを目当てに訪れた人も。
また時には、地域の人や訪れた人が災害を振り返る場にもなりました。元々、球磨川沿いで始まるかさ上げ工事の対象地域となっていて、期間限定の営業が決まっていた復興商店街。2月でオープンから3年9か月となりひとつの区切りを迎えました。入居する店は全て退去します。
八代市は、かさ上げ工事の終了後現地に新たな道の駅を整備する方針で、2027年7月のオープンを計画しています。