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「運よく助かった」台風で倒れた木が走行中の車を直撃 男性が語る"その瞬間"

2024年9月2日 18:40
「運よく助かった」台風で倒れた木が走行中の車を直撃 男性が語る"その瞬間"
台風による倒木で大破した車
熊本県内を横断した台風10号。8月29日に走行中の車に沿道の木が倒れ、大破していたことがKKTの取材でわかりました。大惨事にもなりかねない事態。いったい何があったのか取材しました。

■車を運転していた男性
「走ってる時ですね。普通に走っていたら、もう突然、上から降ってきたような感じですね」

こう話すのは、熊本市内に住む40代の男性です。台風10号の接近に伴い、県内が風速15メートル以上の強風域に入っていた8月29日の午前8時頃、男性が大津町の国道443号を車で走行中、思わぬ事態に遭遇しました。

■倉本彩アナウンサー
「男性は菊池方面から空港方面に向かっていたところ、突然木の一部が倒れてきて、フロントガラスや屋根に直撃したということです」

■車を運転していた男性
「目の前が、いきなり緑色葉っぱの色になった感じ」

走行中の車の上に落ちてきたのは、国道沿いのケヤキでした。

■車を運転していた男性
「音はもう、結構すごかった。もうほんとドンという感じ」

車の天井は大きくへこみ、全体にびっしりとヒビが入ったフロントガラス。衝撃の大きさを物語っています。男性によりますと、全身を打つなどして病院を受診しました。命に別条はないということです。

■車を運転していた男性
「本当に運良く、落ちたところが良かったので助かったかな。あれが運転席側だったら、ちょっとどうなっていたかわからない」

国道沿いの木を管理する県の維持管理課は、KKTの取材に対し「当時の状況や倒木の原因などについて調査中のため、コメントできない」としています。