熊本市長の給料120万円7千円が適当と答申 実現すれば改定率は過去10年で最高も年収は全国20政令市で19番目
熊本市長の給料などを協議する市特別職報酬等審議会は17日、市長の給料や市議会議員の報酬などを今年4月から平均1.18%引き上げるのが適当と大西一史市長に答申しました。市長の給料の引き上げ幅は1万4000円で、実現すれば月額120万7000円となり、引上げ率は過去10年で最も高くなります。
熊本市特別職報酬等審議会は、1月7日に市長からの諮問を受け特別職の報酬などの改定を審議していました。17日の答申内容は、今年4月から熊本市長の給料を1万4000円引き上げて120万7000円に、市議会議員の報酬を8000円引き上げて67万8000円に引き上げるのが適当としています。
熊本市では、去年10月に市の一般職の給与が平均2.78%ト引き上げられていて、特別職の均衡を図ることや、交通渋滞対策や半導体企業進出への対応などで特別職の職責が重くなっていることなどから、審議会では、一般職の局長級職員の改定率1.14%に準じた引き上げを全会一致で認めたということです。
答申を受けて大西市長は、2月議会に改定案を提出するかどうか決定します。特別職報酬などの引き上げが実現すれば2年連続で、過去10年では最も高い改定率だということです。
なお、全国の政令市20市のうち熊本市長の年収は19位で、改定されても19位のままだということです。