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人口7000人の熊本・西原村がアツい!移住人気の全国8位にランクイン そのワケは

2025年1月20日 18:53
人口7000人の熊本・西原村がアツい!移住人気の全国8位にランクイン そのワケは

月刊誌「田舎暮らしの本」がまとめた住みたい田舎ベストランキング。

その中の移住者が増えた人気ベスト100の8位に熊本県の西原村が入りました。
■西原村 吉井誠村長
「全国8位ということで、本当にびっくりしています」

人口約7000人の西原村が村長も驚きの全国8位。そのワケは?

住みたい田舎ベストランキングは、全国547の市町村の回答から、直近1~2年の移住者の数や人口が増えたかどうかなどを数値化したものです。その中で西原村が8位となり、熊本県内で唯一全国トップ10に名を連ねました。

実は西原村は2016年の熊本地震で半数以上の家屋が全半壊し、人口が300人ほど減少しました。しかしその後、再び人口が増加。去年7月末には7042人で熊本地震前の人口を回復し、12月末時点の人口は7073人で、これまでで最も多くなりました。

では、全国8位となった西原村はなぜ移住先として"アツい"のか?そこで、「あいうえお作文方式」で、「に・し・は・ら」を頭文字に全国8位の要因などを深堀りしていきます。

まずは「に」です。「人気の子育て支援策」。昨年度、西原村は子どもたちの個性や才能を伸ばすために、習いごとの費用に1人あたり5000円の給付金を出しました。そのほかに修学旅行への補助などさまざまな子育て支援が移住者アップにつながりました。

西原村は熊本市などのベッドタウンとして知られていますが、子育てしやすいというのは大きなメリットですね。

続いて「し」と「は」です。「し」は「自然豊かな環境」、「は」は「半導体企業進出」です。西原村は村の面積の半分以上が山で、自然豊かな環境です。ベッドタウンなのに、豊かな自然を楽しめることも移住者を惹きつける点です。さらに、車で20分先には半導体メーカーTSMCの工場が進出。単身世帯が一気に増え、過去最多の人口の大きな要因になっています。

子育て、半導体企業、福祉など、様々な施策の成果が全国8位につながっています。

そして最後に「ら」です。「ランクインを足がかりに」です。

■西原村 吉井誠村長
「これから(隣接する大津町の)肥後大津駅から熊本空港までの鉄道整備など、もっともっと利便性が良くなるのではないかと思っていますので、新しい村づくりに向けて頑張らないといけないなと感じています」

なみに熊本県内では、64位に熊本市、97位に山都町がランクインしています。互いに切磋琢磨することで、さらに住みよい熊本が実現することを願っています。

▼移住者増の人気地ベスト10
1位 茨城県境町
2位 山梨県丹波山村
3位 長野県栄村
4位 大分県由布市
5位 大分県豊後高田市
6位 奈良県下北山村
7位 長野県上松町
8位 熊本県西原村
9位 長崎県小値賀町
10位 長野県佐久市

最終更新日:2025年1月20日 18:53