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「活躍できる人材育成を」熊本県立大学の新理事長に黒田忠広氏 半導体の第一人者

2024年3月6日 18:24
「活躍できる人材育成を」熊本県立大学の新理事長に黒田忠広氏 半導体の第一人者
熊本県立大学の新しい理事長に半導体の第一人者、黒田忠広氏が就任します。

4月から県立大学の理事長に就任するのは、東京大学大学院工学系研究科付属システムデザイン研究センターの黒田忠広教授(65)です。

黒田さんは三重県出身で、1982年に東大工学部を卒業後、東芝で半導体の開発に関わりました。退職後は慶応大学やカリフォルニア大学で教授などを務め、半導体研究の第一人者として知られています。

黒田さんは会見で「九州のみならず、台湾・アジアとの連携を強化し、半導体産業で活躍できる人材育成に努めたい」と話しました。
■黒田忠広さん
「熊本県という場がこれからアジアの中心として世界からこちらに近づいている。県立大のテーマである『地域に生き、世界に伸びる』をさらにどう推し進めていくかを考えていきたい」

なお、県立大学は、3月末で退任予定の白石隆理事長に対して、教育研究の発展に貢献したとして「特別栄誉教授」の称号を贈る予定です。「特別栄誉教授」が贈られるのは、五百旗頭真前理事長に続いて2人目です。