旧優生保護法裁判の原告男性の追悼集会 控訴審判決を待つなか79歳で死亡
旧優生保護法をめぐり国に賠償を求めた裁判の原告で、2月に亡くなった男性の追悼集会が31日、熊本市で開かれました。
集会にはオンラインも合わせて支援者50人余りが集まり、旧優生保護法をめぐる裁判の原告で、2月に79歳で亡くなった渡邊數美さんとの別れを惜しみました。
渡邊さんは、10歳から11歳のころ、何の説明もなく睾丸の摘出手術を受けさせられたとして国に賠償を求め、去年1月には、熊本地裁で原告勝訴の判決を勝ち取りました。
しかし国が控訴し、渡邊さんは、福岡高裁での控訴審判決を待つ中で、亡くなりました。
高裁判決は7月17日の予定です。