マグネシウム合金の廃棄物処理を安全に行える装置 射水市で完成
削りくずが燃えやすいなど処理が難しいとされるマグネシウム合金の処理を安全に行える装置が完成し、きょう射水市で公開されました。
装置を手掛けたのは、エネルギー商社の北酸と廃棄物の運搬・中間処理を行うHARITAなどです。
マグネシウム合金を加工して出た粉は発火するおそれがあるうえ、県内に処理する施設がなく、粉の処理に大きな手間やコストがかかっているということです。
4年の開発期間を経て完成した装置は、マグネシウム合金の粉と塩水を混ぜることで、水酸化マグネシウムと水素に分離させ、安全に処理できます。
また、できた水素はディーゼル燃料と混ぜて、二酸化炭素の排出を軽減する取り組みにもつなげられるとしています。
装置の実用化へ向けて、さらに研究を続けるということです。
最終更新日:2024年12月6日 21:14