保線作業中の死亡事故で富山地鉄と社員3人を書類送検 富山労働基準監督署
去年、富山地方鉄道の社員が保線作業中に列車にはねられて死亡した事故で、富山労働基準監督署は6日、監視役を配置していなかったとして、会社と当時の部長など3人を書類送検しました。
この事故は去年4月、富山市水橋常願寺の富山地方鉄道本線で、線路の保守作業をしていた当時19歳の男性社員が、列車にはねられて死亡したものです。
富山労働基準監督署は6日、法律で定められた列車の監視役を配置していなかったとして、法人としての富山地方鉄道と、当時の担当部長など社員3人について、労働安全衛生法違反の疑いで富山地方検察庁に書類を送りました。
この事故では、富山県警察本部が既に、業務上過失致死の疑いで地鉄の社員5人を書類送検しています。