「瓦がずれている」屋根補修で定められた書面示さず高額請求の疑い　神奈川の会社員2人逮捕

富山市内で屋根の修理契約をした際、契約解除について書かれていない書類を交付したとして、神奈川県のリフォーム会社社員の男2人がきょうまでに警察に逮捕されました。

特定商取引法違反の疑いで逮捕されたのは、相模原市の会社員　丑山伸啓容疑者（27）と、金子啓介容疑者（27）です。

警察によりますと2人は去年5月、富山市内の80代女性の家を訪ね「屋根瓦がずれている、補修しましょうか」などと持ちかけ、工事をしました。

しかし、費用が高額だったため、女性の親族から相談を受けた警察が調べたところ、契約の際に交わされたのは領収書だけだったとみられることがわかりました。

訪問販売や通信販売のルールを定めた特定商取引法では、契約の解除に関する事柄を示した書面を交付するよう義務付けられています。

警察は匿名・流動型犯罪グループ「匿流」などとの関連も調べています。

去年の能登半島地震で住宅の被害を気にしていらっしゃる方も多いと思いますが、そうした不安をあおる手口とも言えます。

警察は余罪がないか調べています。