お歳暮商戦本格化 富山市のデパートに特設コーナー 多様化する品揃え
ことしもあと2か月を切り、お歳暮商戦が本格化しています。
富山市のデパートではきょうから特設コーナーが設けられ、買い物客らがさっそく品定めをしていました。
「2024年お歳暮商戦ガンバロー、ガンバロー」
大和富山店では、きょうからお歳暮向けのギフトセンターを開設しました。
「元日の地震や相次ぐ物価高、今年いろいろなことがあった中、明るい気持ちでギフトを選んでもらおうと、このデパートではいくつもの工夫をしています」
その一つが、“北陸のこだわりギフト”。北陸新幹線敦賀延伸を記念して福井の商品を増やしました。
元日の地震で被災した能登を応援しようと、地元の海産物や果物を使った加工品も充実させました。
また、自分へのご褒美といったニーズが生まれていることから“自宅用”を想定した商品も。富山の飲食店が手作りしたイタリア料理のラザニアや、カカオがたっぷり入った生テリーヌショコラなど、人気店の味を揃えています。
「口どけ滑らかです。濃厚なカカオの香りがすっと口の中に広がります。パーティーの締めにもってこいですね」
お歳暮の形が多様化する中、買い物客は。
Qお歳暮を欠かさないのはなぜ?
客「やっぱしね、絆を大事にというか」
「今年だったら、地震の後とか断水で物が無かったときでも県外の友達が送ってきてくれたので、その方にお礼を兼ねて送ろうかなと思っています」
店では、物価高の影響を考慮して、詰め合わせの個数を見直し売れ筋の3千円から5千円の価格帯を保ったといいます。
大和富山店 吉沢勉店長
「例えば、商品の数を若干減らしたりして何とか価格は据え置きにしてお客様がギフトを選べるような努力もしております」
大和富山店でのギフトセンターの設置は来月17日までです。