富山県の津波注意報解除
1日、石川県能登地方を震源とする地震で最大震度5強を観測した県内では津波が観測されたほか、けが人が出ています。
県内では1日、最大震度5強を富山市や高岡市など広い範囲で観測し、夜間からけさにかけても度々体に揺れを感じる地震がありました。
1日午後4時すぎに起きた地震では富山市で午後4時35分に80センチの津波が観測されました。
県内などに出していた津波警報を気象庁は2日午前1時すぎ津波注意報に切り替えましたが、午前10時に北海道から山陰にかけて出していた津波注意報をすべて解除しました。
これで今回の地震による津波警報や津波注意報はすべて解除されました。
しかし、今後しばらく海面の変動が続くことが予想されるとして海水浴・磯釣りなどに注意するよう呼びかけています。
県によりますと、この地震で建物の外壁の下敷きになったり逃げようとして転倒したりして、2日午前6時の時点で合わせて24人がけがをしたということです。
北陸新幹線は1日夕方から、長野駅と金沢駅の間で運転を見合わせましたが、JR西日本によりますと2日午後1時前に金沢駅を出発する列車から運転を再開するということです。
1日夜は列車4本の乗客、およそ1400人が車内で足止めされ、2日午前3時すぎに富山駅などにようやく到着しました。
降り立った乗客の一人は「12時間弱ぐらい乗っていた」と疲れ切った表情を見せていました。