富山県立高校の募集定員 2025年度は全体で82人減らす
富山県教育委員会は2025年度の県立高校の募集定員を合わせて82人減らすことを決めました。6校で定員を減らす一方で、全国募集を始める南砺平高校は6人増やします。
22日の県教育委員会で決定した2025年度の全日制高校の募集定員は、34校で6000人あまりで、今年度から82人減らしました。
定員を減らすのは、富山学区では富山西が20人、八尾が10人、中央農業が3人です。高岡学区では伏木が15人減、砺波学区では砺波工業が20人、南砺福野が20人減らします。
今年度に続き学級の数を減らさずに全体の募集人数を減らします。
一方、2025年度から生徒を全国募集する南砺平高校は、県内の募集定員30人と別に6人増やします。
少人数学級にすることで国の財政措置が減りますが、県教委は、引き続き教職員数を維持するための予算を組む方針です。
また22日は県立高校の学科・コースの見直しも議論され、2026年度から見直す対象として3つの高校の学科の案を示しました。
工業科では、デジタルを取り入れたものづくりの推進などを念頭に、砺波工業の3学科と魚津工業の3学科を見直します。
また農業科では、中学生がより学びたいと思える学科やコースに改めるとして、中央農業の3学科を見直す考えです。
会議では次回以降に、普通科や商業科などについても検討を進めていく方針です。