【鉄道】レール交換を深夜帯→昼間にするとメリットが!JRが保守工事の様子を公開
普段は深夜帯に行われている鉄道のレールの保守工事が昼の時間帯に行われ、その様子が公開されました。昼間に作業を行うことで工事の短縮などメリットも生まれるということです。
保守工事が行われたのはJR山陽線の島田・光駅間のレール500メートルで、古いレールから新しいレールへと交換されました。(しまた)
JR西日本中国統括本部では労働人口の減少を背景に、終電から始発の間に行っていた保守工事を2020年4月から昼間にも始めました。
昼間に行うことで一時、列車の運休が伴いますが労働環境の改善だけでなく工期の短縮も図れるということです。
13日に行われた工事の場合、夜間に行うと1ヶ月程度かかってしまうところが昼間にまとまった時間で行うことで1日で終えることができるということです。
(JR西日本徳山保線区 加島敏博区長)
「ご迷惑はおかけしているもののこういった昼間にお時間いただいて一気に工事をやることで早く安全な設備を提供出来ることにもつながってますのでご迷惑はおかけしますけどもご理解頂ければ」
また、実際に昼間に行われるレールの工事の様子を見てもらおうと、周辺自治体の交通関係の担当者や高校の進路指導を担当する教員が招かれました。
(下松工業高校進路指導担当 嶋村秀司主任)
「今回このような作業を間近に見て感動したというか色んな関連会社の協力のもとこういう作業が行われているということを見て大変勉強になりました」
昼間の保守工事の見学会は今回が中国地方で初めてとなっていて、JR西日本中国統括本部では今後も、開催したいとしています。