26日午前、下関市や光市で市役所職員や総務省などをかたる不審な電話が確認されました。警察ではうそ電話詐欺に注意するよう呼びかけています。

　長府警察署によりますと26日午前10時45分ごろ、下関市内に住む30代の女性の家に、市役所職員をかたる男から電話があり、女性の母親の名前を呼びかけてきたということです。

　女性は、代わりに要件を聞こうと「はい、そうです」と答えたところ、男は「介護保険料の払い戻しについて5月ごろに書類をお送りしたのですが、確認されたでしょうか」などと言ったため、女性が母親が不在であることを告げると男は「再度、電話します」などといって電話を切ったということです。

　女性が母親や市役所に確認したところ、うその話しだと判明し、警察に相談しました。

　長府署管内では25日も、同様の不審電話が確認されていて、警察では、犯人が、名前と電話番号をセットで把握しているのではないかとみて捜査しています。

　また26日は光市の60代の女性の家に自動音声で総務省をかたる不審な電話が確認されています。

　警察では、公的機関を名乗ってもすぐに信用せず、相手の電話番号などを確認して対応するよう呼びかけています。