山口・周防大島沖での護衛艦いなづま事故 国の運輸安全委員会が事故調査報告書を公表
去年1月、海上自衛隊の護衛艦「いなづま」が周防大島沖で自力航行できなくなった事故で国の運輸安全委員会は28日、「海図を確認せず、海中の岩の存在に気付かないまま航行を続けた」ことが原因などとする 事故調査報告書を公開しました。
この事故は去年1月、海上自衛隊の護衛艦「いなづま」が周防大島沖で、岩に乗りあげ航行不能となったものです。
事故調査を行った国の運輸安全委員会は28日、事故調査報告書を公表し、原因については、艦長や、事故当時、操艦者だった砲術長が海図を確認せず、海中の岩に気付かないまま航行し続けたため、岩に乗り揚げたなどと結論付けています。
いなづまは当時、定期検査にともなう修理後の性能試験を行っていましたが当初予定していたコースを変更していて、報告書ではこのほか「航行上の安全性についてあらかじめ検討がなされていなかったものと 考えられる」などと指摘しています。
最終更新日:2024年11月28日 19:56