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下松強盗致傷事件の「運転手役」に懲役6年を求刑・指示役に脅されて?

2025年1月28日 6:00
下松強盗致傷事件の「運転手役」に懲役6年を求刑・指示役に脅されて?

去年3月、山口県下松市の会社事務所で起きた強盗致傷事件に「運転手役」として関与した男の裁判員裁判が27日に開かれ、検察側は懲役6年を求刑しました。

建造物侵入、強盗致傷などの罪で起訴されているのは広島県竹原市の男(21歳)です。起訴内容などによりますと去年3月、被告は当時17歳の少年ら3人と共謀のうえ、下松市の会社事務所に侵入し、60代の男性をバールで殴り大けがを負わせ、現金約544万円などを奪うなどしたとされています。

この事件で被告は実行役を現場に運ぶなどした「運転手役」として関与したとされています。27日、山口地裁で開かれた裁判で検察側は「被告の動機や経緯をみると指示役に脅されて行った面もある」と指摘しつつ「警察に相談するなど犯行グループから抜けることも可能であったのに、それをせず犯行に必要不可欠な役割を果たした」などとして懲役6年を求刑しました。

一方弁護側は「グループ内での立場は低く、依頼を断ったら報復されるとの恐怖心で指示に従わざるをえなかった」などとして執行猶予付きの判決を求めました。

判決は2月4日に言い渡されます。

最終更新日:2025年1月28日 6:00
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