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ナガスクジラの生肉が下関でセリに 北海道沖で捕獲

2024年12月12日 11:54
ナガスクジラの生肉が下関でセリに 北海道沖で捕獲

クジラの中で、特に美味しいとされるナガスクジラの生肉のセリがきょう(12日)、下関市で行われました。

商業捕鯨で捕獲されたナガスクジラの生肉がセリにかけられるのは、国内で初めてという事です。

きょうは、セリを前に市場の関係者がナガスクジラの生肉・尾の身と赤肉を試食しました。

大型捕鯨であるナガスクジラは、クジラの中で特においしいと言われています。

(市場関係者)
「尾の身はとても油があって美味しくクジラらしい肉という感じがした赤肉の方は目が大きいがとてもやわらかく食べやすい肉」

(石崎記者)
「ナガスクジラの尾の身いただきますうまい、甘い とける」

今回、セリにかけられた生肉は今月4日~6日に北海道の根室沖で取れたナガスクジラのメスでおよそ250キロを北海道から飛行機などを使って運んできました。

「ナガス はい20万!」

午前2時から始まったセリでは、希少部位の尾の身が1キロ当たり20万円で競り落とされました。

これは、先月セリが行われたイワシクジラの生肉の尾の身と同じ値でした。

(魚重 長谷川豊専務)
「イワシクジラよりランクが上なものなので(値が)それを下回るイメージはなっかたもうちょっと赤っぽくなっていればもっと評価は高かった」

(共同船舶下関出張所 武田直樹所長)
「本音は高ければ高いほどうれしいなと思うがあまりにも高すぎるとクジラは高いんだと思って手が離れる可能性があるので今回の価格は丁度良い適正な価格」

ナガスクジラは、今年から2019年に再開した商業捕鯨の対象となり、関鯨丸の船団は、30頭捕獲しました。

また、商業捕鯨で捕獲されたナガスクジラの生肉がセリにかけられるのは、国内で初めてという事です。

最終更新日:2024年12月12日 11:54